世界の医療事情~グアム

都市情報

グアム

医療事情

グアムでの医療には限界もあり、脳内疾患や心臓疾患など重度の患者には対処することが困難です。そのため、精密検査や高度な手術等、より重大かつ長期治療が必要な場合には、日本に一時帰国しての入院や集中治療を受けることが肝要です。

衛生事情

街中の清潔度は日本と同じくらいと言えるでしょう。レストランなどの飲食店には時折保健所が検査に入り、3段階で衛生面でのランク付けをします。水道の水はそのまま飲む事はできません。煮沸すれば飲めますが、慣れない旅行者は「エヴィアン」「ペリエ」などミネラルウォーターを買って飲むことをおすすめします。

かかりやすい病気

グアム島の風土病としては、パーキンソン病に似た症状の病気、リティコ・アンド・ボディクがあり、カルシウム不足が原因と言われていますが詳細は解明されていません。HIVウイスル感染者は年々少しずつ増えており、国家レベルで予防の為のキャンペーンを実施していますが、血液検査は自主判断に任されています。

薬局で買える薬

かぜ薬や鎮痛剤程度なら処方箋なしで買うことができます。
チェーン店としてタムニン地区やマイクロネシアンモール内に「レクソール・ドラッグス(Rexall Drugs)」があります。鎮痛剤には「タイラノール(Tylenol)」「Anacin」、子供用には「テンプラ(Tempra)」といったものがありますが、アスピリンアレルギーの人には合わないので、薬売り場に常駐している薬剤師に相談して薬を選ぶ方が良いでしょう。風邪薬は「コントレックス (Comtrex)」「コンタック(Contac)」が一般的です。外国からの薬の持ち込みは2週間程度の当座用を除いて禁止されており、日本の薬を店頭で買うこともできません。

医療費等について

救急車 TEL:911 (緊急時)/TEL:646-8801~2(消防署・救急車)
無料(公営)
薬の入手方法 医師の処方箋が必要(薬によっては処方箋なしで購入可)
外来初診料

胃腸炎の場合

公立病院 私立病院
約28,600円 約40,100円
1日あたりの病院の
部屋代

薬代、X線代、検査費は含まれない

公立病院 私立病院
個室 約80,100円
セミ個室 約62,900円
一般病棟 約57,200円
I.C.U./C.C.U. 約171,700円~約309,000円
入院保証
公立病院 私立病院
不要 不要
手術費

虫垂炎の場合

平均入院期間 :3日

公立病院 私立病院
約686,600円

アキレス腱断裂の場合

平均入院期間 :5日

公立病院 私立病院
約572,200円
当地から
日本への移送費
約1,144,400円

注1

ストレッチャー使用、コマーシャルフライト(定期便)で医師1名、看護師1名付き添い有りの場合

注2

最近ではストレッチャーを乗せられる定期便を運航する航空会社が少ないため、ストレッチャー付きの 移送は難しくなっている。手配できる場合でも手配に時間がかかる。

備考

私立病院は小規模なプライベートクリニックのみで、日本人が利用可能な病院はない。


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